ご無沙汰しておりました。
おかげさまで、いろいろと学びを深めさせて頂きながら
日々充実した日常を送らせて頂いております。
最近は、東洋思想を深く学ばせて頂く機会が多いですが
その中でも、老荘思想の「無為自然」(むいしぜん)ということばが響きます。
世の中全体が、行き詰まり感が強い中で、世界中で起きていることがいかに
人為的であり、強制的なことが多いことか。
自然の理に反しているというか、人間のエゴが生み出すエゴが次々と
問題を引き起こし、問題の根を深くしているように思えてなりません。
そんなかで、この「無為自然」という境地に至れば、すべてがうまく流れるのではと
思わえてなりません。
日頃、大変お世話になっております、東洋思想研究家の、田口佳史先生によると
「無為自然」とは、「緊張感を持って見守ることであり、いかに邪魔をしないかが大切」
だとおっしゃいます。
なぜ、人間はコントロールをしたくなるのかというと、自分自身の思うように都合の
いいようにしたいという、欲からくるものが多く、そしてそこには深い部分で
信頼がないようにも感じます。
そのあたりのところを含めて、自分自身のプロセスもまだまだ無為自然の境地
には到れませんが、少しでも自然の流れに乗れる自分になりたいものです。